Chapter 1

気象予報士試験合格ナビ

1 気象予報士制度創設の背景

「気象予報士」とは平成4年に創設されました。その背景は、情報化の高度化により、気象情報にも、個々のライフスタイルに合わせた情報の提供が求められるようになりました。
  そこで、不特定多数を対象に予報業務を行っていた気象庁から、地域を対象にした局地予報などが民間予報事業者が行えるよう制度が改正されました。

2 気象予報士の仕事

気象予報士は、ある特定の地域を対象に気象現象を予測します。これは、気象庁の予報よりきめ細かく、なおかつ、利用者のニーズに合わせた情報です。
そのためには、独自の予報や判断が必要となり、気象予報士にその予報や判断を行えるようになっています。
ただし、国民の身体・財産を守るため、予報できる範囲には制限があります。たとえば、台風に関する予報は制限されています。また、気象庁が発表する注意報や警報は、利用者に速やかに伝達しなければなりません。
しかし、気象予報士にはさまざまな分野で活躍しています。ニュース番組のお天気キャスターや民間の気象会社で働き、実際の予報業務に携わる方。また、防災能力の向上や気象への理解のために地域で活動される方などがいます。

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